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■URL
http://www.forrester.com/ER/Press/Release/0,1769,537,00.html
米Forrester Researchは5日、オンライン店舗や商品を集めているだけの「ショッピング仲介サイト」はやがて衰退するとの調査報告を発表した。同調査は、小売り業者50社を対象に、ポータルとの関係や比較ショッピングエンジン、加盟プログラムなどについて質問を行ない、分析したもの。
今後生き残れる仲介サイトは「電子商取引仲介サイト」へと発展するサイトで、2005年にはオンライン小売り市場の48%を占めるようになるという。電子商取引仲介サイトとは、小売り業者へのリンクを提供するなどを受動的に仲介するだけでなく、小売り業者に対してマーケティングや販売促進、顧客サービスを提供したり、顧客が購入する際のガイドとして手助けするなど、より積極的な役割を果たす業者のことだ。
ForresterのアナリストであるCarrie A. Johnson氏は「小売り業者は将来性のない比較ショッピングなどとの提携に時間と金を費やして自己満足している。買い物客が望んでいることと、小売り業者や仲介サイトで提供しているものには隔たりがある。消費者が求めているのはコンテンツではなく商品だ」と厳しく指摘している。
(2001/4/9)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]