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“日本標準時”を正確にネット配信する実験

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http://www2.crl.go.jp/pub/whatsnew/press/010410/010410.html (発表資料)

 通信総合研究所(CRL)は10日、NTT、インターネットイニシアティブ、インターネットマルチフィードと共同で、“日本標準時”をインターネットを通じて提供する実験を同日より2002年3月まで実施すると発表した。

 CRLでは、日本標準時を定める原子時計を運営しており、標準電波や電話回線などを通じて時刻情報を全国に提供している。今回の実験は、Network Time Protocol(NTP)を使って、一般のネットユーザーからもこれを参照できるようにするもの。日本標準時を直接取り込めるNTP専用サーバーをCRLが開発した。一般ユーザーには、インターネットマルチフィード上に設置されたNTPサーバーを通じて時刻情報が公開される。パソコンからは「桜時計」などのNTPプロトコルを扱えるソフトから参照可能。UNIXについては、www.ntp.orgで配布しているデーモンプログラムで利用できる。標準時と実際に公開サーバーで提供される時刻との誤差を計測し、リアルタイムで精度情報を提供するサーバーも用意する。

(2001/4/10)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp