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■URL
http://www.groove.net/feature/groove10/
http://www.groovenetworks.com/about/press/detail.gtml?PRESSRELEASEID=31
米Groove Networksは9日、P2Pソフト「Groove 1.0」を企業向けにリリースしたと発表した。さらに同社は、医薬品大手の英GlaxoSmithKlineと1万本のライセンス契約を結んだことを明らかにした。Groove Networksは、Groove 1.0のリリースにより、世界で初めて企業クラスのP2Pソフトを提供するとしている。
Grooveは、P2Pプラットフォーム上に構築されたコミュニケーションツールと情報共有ツールからなる。開発者がこのプラットフォームに、顧客管理ツールや文書管理ツール、製品設計ツール、業務パッケージといった既存の企業システムを統合することも可能だという。
同社はGroove 1.0のリリースに合わせて、企業向けの「Groove Network」サービスを発表した。このサービスには、企業のIT管理者が分散したGrooveソフトの配布や利用状況を管理できるサービスや、クライアントソフトのライセンス管理、コンポーネントやセキュリティポリシーの配信などがパッケージ化されている。
Grooveは、Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000に対応し、動作には48MB以上のメモリと233MHz以上のプロセッサ、56Kbps以上のインターネット接続、Internet Explorer 4以上が必要。企業向けの価格は、Grooveソフトが1ユーザー当たり49ドル、Groove Networkサービスが1ユーザー当たり月額8ドル。個人ユーザー向けの価格は今後明らかにする予定だ。なお、機能を限定したプレビュー版を引き続き無料配布する。
Groove Networksは、Lotus Notesの設計者として知られるRayOzzie氏が1997年に設立した企業。同社は昨年10月、Grooveのプレビュー版をリリースしたが、最終版ではファイアウォールへの対応や必要なリソースの低減、Microsoft OfficeおよびNetMeetingとの統合性の改善などの機能強化が図られている。
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(2001/4/10)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]