【業界動向】

W3Cが「Modularization of XHTML」を勧告として公開

■URL
http://www.w3.org/2001/04/xhtml-m12n-pressrelease.html.ja
http://www.w3.org/TR/2001/REC-xhtml-modularization-20010410

 Web技術の標準化団体であるW3Cが10日、Web記述言語仕様「XHTML」をモジュール化する方法を定義した「Modularization of XHTML」を勧告として公開した。

 同仕様では、XHTML 1.0を関連したHTMLの機能ごとにグループ化し、リストやフォーム、表やイメージといったモジュールに分割する方法を定義する。これにより、開発者は、コンテンツの制作に必要なモジュール群や、 どのモジュールが利用されているかを特定する標準的な方法を得ることができる。

 この仕様は、Web対応の機器が多様化していることに応じて策定されたもの。ハンドヘルドPCや携帯電話、TVなどのWeb対応機器では、Webコンテンツの作成や閲覧に関して異なる要件や制約がある。XHTMLのモジュール化により、これら多様な機器での利用に適したXHTMLのサブセット化方法と拡張方法を提供する。

 W3CのHTMLワーキンググループの議長であるSteven Pemberton氏は「コンテンツ制作者はXHTMLファミリーのモジュール群から選択することで、 相互運用性を確保することができる」と説明している。

 なお、W3Cは2000年12月、小型機器での利用に適したXHTMLのモジュール群を組み合わせた「XHTML Basic」を勧告として公開している。

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(2001/4/11)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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