|
|
■URL
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2001_04/pr_j1102.htm
株式会社東芝は、Webサイトから宿泊施設の空室照会・予約を効率化する「ネット宿泊予約一元管理システムサービス」を、5月上旬より開始すると発表した。またこのサービスと宿泊施設の予約・会計システムを連携させるASPサービス「Room Agency」も同時に開始する。
国内のホテル・旅館の宿泊需要は年間約6億泊といわれ、このうちインターネットによる予約は3千万泊程度と推定されている。インターネット接続端末の増加やブロードバンド化で、この市場はさらに伸びると予想されている。
しかし、現在のインターネット宿泊予約サイトは個別に空室情報を集めており、同じ宿泊施設でもあるサイトでは満室、別のサイトでは空室があるという状況が頻発し、予約希望客が複数のサイトを探す場合が多い。また宿泊予約サイトが増加するなかで、宿泊施設の空室在庫の確保競争も激化している。
一方、宿泊施設のフロントでは、従来の電話・旅行代理店経由・フロント予約に加えて、各宿泊予約サイトへの空室情報提供や予約受付などの新たな作業が増えており、コストの増加にもつながっている。
東芝は、ホテル業務用のコンピュータシステムで多くの納入実績があり、また｢駅前探険倶楽部｣でのサイト運営ノウハウも持つ。ここから、宿泊予約サイト向けに空室情報の一元管理して提供するとともに、宿泊施設には予約・会計システムをASPで提供するという、今回のサービスを開始となったものだ。
サービス開始時には、約300軒の宿泊施設から空室情報の提供を受け、｢The E-milenet Islands｣、｢Webザ･テレビジョン｣、｢泊まりま専科｣、｢YUM YUM TOWN｣、｢駅前探険倶楽部｣といった情報サイト向けに提供を開始する。今年度中に対応宿泊施設を約1,500軒に拡大し、約50の宿泊予約サイトとの連携、月間3万件の宿泊予約数を目指す。また「Room Agency」については、100の宿泊施設への提供を目標としている。
(2001/4/12)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]