【業界動向】

エクソダスとミラー・イメージ、日本でのCDNサービスを開始

■URL
http://www.exodus.co.jp/
http://www.mirror-image.co.jp/

Bob Weingarten上級副社長

 エクソダス コミュニケーションズ株式会社とコンテンツ配信サービスプロバイダーのミラー・イメージ・インターネット株式会社は、日本でのコンテンツ配信ネットワーク(CDN)サービスを開始した。両社はそれぞれ米Exodus Communications、米Mirror Image Internetの日本法人。

 同サービスは、コンテンツキャッシングエンジン、ネットワーク作成コンポーネント、負荷分散機能、コンテンツ集約エンジンを備えた、ミラー・イメージの「CAP(Content Access Point:コンテンツ アクセス ポイント)」を利用したネットワークを特徴としている。CAPはエクソダスの運営するデータセンターに設置され、ユーザーに最も近いCAPからコンテンツを配信することで、サイトパフォーマンスの向上が見込めるほか、世界中に広がるCAPネットワークを活用することで、オリジナルサーバーに予期しない突然の大量アクセスがあった場合に起こる輻輳やオリジナルサーバー自体のスケーラビリティといった問題を解消できるという利点もある。また、オリジナルサーバーには、1回目のリクエストのみ接続され2回目以降はCAPのキャッシュエンジンから直接コンテンツ要求に対応できるため、インフラ全体への負荷も削減でき、小さい帯域幅と少数のサーバーで処理できる。

 Exodusのアジアパシフィック地域最高責任者兼上級副社長のBob Weingarten氏は同サービスについて「コンテンツ配信がビジネスの成功における重要な要素となっている。CDNサービスを利用することでインターネットパフォーマンスの大幅な改善が実現する」と自信を覗かせた。同サービスは現在試験サービスが開始されており、5、6月を目途に本格サービスを展開していく。

(2001/4/19)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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