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■URL
http://www.vectant.co.jp/
Bill Sheilsメトロアクセス社長 |
ヴェクタントグループのメトロアクセス株式会社とグローバルソリューション株式会社は、23区内の企業向けに東京ガス株式会社が保有する地域冷暖房洞道などを利用した光ファイバーによるブロードバンドネットワークの提供を20日より開始する。地域冷暖房システムとは、冷たい水や熱い蒸気を1ヵ所でまとめて作り、洞道を通じて高層ビルなどの冷暖房をまかなうものだ。
今回発表されたサービスは、高速ディジタル伝送サービスおよび帯域伝送サービスで、提供エリアは西新宿サービスエリア(新宿区)、港サービスエリア(港区)、丸の内サービスエリア(千代田区)となる。高速ディジタル伝送サービスの提供速度は1.5Mbps/2Mbps、45Mbps、150Mbpsで、提供価格は、順に月額6万円、45万円、90万円(同一サービスエリア内では、それぞれ6万円、30万円、40万円になる)。また、帯域伝送サービスの提供価格は、新宿エリア内が1芯月額7,700円、その他のエリアが1芯・1メートルあたり年額180円になる。
さらに、グローバルソリューションによるインターネット接続サービスも提供される。これは、IXまでの帯域を保証するもので、1.5Mbpsの場合月額16万円(メトロアクセス回線使用料含む)。
また、今夏より大容量LAN-to-LANサービス「メトロアクセス・ブロードバンド・イーサネット」も提供する予定だ。このサービスは、レイヤ2を用いており、IPプロトコル以外のプロトコルも利用できる上、帯域保証やセキュリティを強化したものになるという。
ヴェクタントグループでは、既存の地域冷暖房洞道や地下道を利用することで、建設コストを押さえ、NTTの提供するダークファイバー利用料金と同等かそれ以下の競争力のある価格でサービスを提供できるとしている。また、サービス提供エリアも順次拡大していく予定だ。なお、ヴェクタントグループでは、ブロードバンド体験イベントを新宿パークタワーで4月24日まで実施している。
インターネットカフェ
「BeGood Cafe」を併設 |
EARTH DAY 2001TOKYO
関連イベントを実施 |
体験ブース。300kbpsの
ストリーミング動画を見られる |
(2001/4/19)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]