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■URL
http://www.jxta.org
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2001-04/sunflash.20010425.1.html
米Sun Microsystemsは25日、分散コンピューティング研究プロジェクト「Project JXTA」を発表した。同プロジェクトでは、急速に台頭している多次元の「expanded Web」において、簡単にピアツーピアで接続して資源を共有可能にすることを目指す。SunはオープンソースのProject JXTAを推進するため「jxta.org」を開設し、情報を迅速に検索・入手・利用できる分散サービスやアプリケーションの開発を進める。
同プロジェクトを率いるのは、Sunのチーフサイエンティストを務めるBill Joy氏。同氏はこのプロジェクトについて「Project JXTAは私が25年間描いていた夢を実現するものだ」と語り、「UNIXのシステムアプローチ、Java技術のオブジェクト指向やコードの移植能力、XMLの汎用シンタックスなどをモデルにしたい。Project JXTAは、プラットフォームや言語に依存しないオープンソースの技術で、革新的な分散アプリケーションを実現する」と説明している。
Webに移行するコンテンツや資源が増えるにつれ、多数のネットワークや異なるプラットフォームにまたがって蓄積された情報にアクセスすることが困難になっている。Project JXTAではまず、クロスプラットフォームなJavaベース技術の実装をリリースする。
SunのProject JXTAチームは業界の中核団体と密接に協力しており、JXTAのソースコードをオープンソースライセンスのApacheと同じ形式で公開している。jxta.orgのインフラは、オープンソースに基づく協調作業用ソフト開発ソリューションを手がける米CollabNetが提供している。
Sunは3月初め、ピアツーピアの検索技術を手がける米InfraSearchを買収する計画を発表している。その際、同社買収により、JXTAプロジェクトを強化、推進すると説明していた。
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(2001/4/26)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]