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米Boston.com、“画面を横切る”新種の広告を導入

■URL
http://www.boston.com/
http://www.unitedvirtualities.com/

 米国ニューイングランド地方を代表するポータルサイト、Boston.comは26日、新しい種類の広告を導入したことを発表した。この広告は今日からBoston.comで見ることができる。Boston.comは、New York Times Digitalの傘下の地方ポータルサイトの一つ。

 新種の広告はバナー広告のように場所をとるものではなく、画面の上に突然現れてページの文字や画像の上でアニメーションをしばらく続けた後に消え去るというものだ。Boston.comは地方新聞Boston Globeの新聞勧誘を行なう目的で、Bostonのロゴの入ったトラックが一度だけ画面を横切る広告を始めている。視聴者を煩わせることがないように、広告はBoston.comを訪れているときに一度だけ表示され、8秒以上は続かないように設定されている。

 この技術はUnited Virtualities社が開発したもので、特別なプラグインなどは必要なく、プラットフォームに依存することもない。United Virtualitiesによるとこの広告は開発者の次女の名前を取り「Shoshkeles」と命名されているという。

ページを開くと、自動車形の広告が左から右へと横切っていく。

 この広告キャンペーンについてBoston.comの副社長Lisa DeSisto氏は「Shoshkelesは我々のサイトの訪問者に楽しみを与えるとともに、購読者を増やすという我々のキャンペーンの目的を、利用者に不快感を与えることなく達成できるようにしてくれるものだ。我々は視聴者に対して楽しい双方向の映像を提供するとともに、広告主に対して視聴者をターゲットにする新たな方法を提供できることに大変興奮している」とコメントした。

(2001/4/27)

[Reported by taiga@scientist.com]


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