|
■URL
http://www.akamai.com/html/en/nr/press/press238.html
コンテンツ配信サービスの米Akamai Technologiesと米Oracleは30日、動的なWebページを取り扱うことができるキャッシング技術「Edge Side Includes (ESI)」の開発で提携したと発表した。SIは動的なWebページの断片を定義するための単純なマークアップ言語。両社はESIをオープンな仕様とし、今春の遅い時期に標準化団体に提出する予定だ。
従来のキャッシング技術は、静的なコンテンツの配信の高速化を図るものだった。しかし、現在、各ユーザーの要求に合わせてパーソナライズ化した動的なコンテンツを提供しているWebページも多いが、従来のキャッシング製品やコンテンツ配信ネットワークではキャッシングすることができなかった。ESIはこのようなページの断片を組み立てることができるようにして、動的なコンテンツ配信の高速化を図るものだ。
ESIに対応することで、ユーザーはパーソナライズ化したオークションやニュース、株価情報といった動的コンテンツのスループットの向上や応答時間の短縮を実現することができる。
OracleではESIの出荷を2001年5月に予定しており、次期版の「Oracle9i Application Server」でESIに対応する。同サーバー製品では、Java用のESI「Edge Side Includes for Java (JESI)」や、ESI準拠のJavaアプリケーション開発環境「JDeveloper」も提供する。
一方、Akamaiは「EdgeSuite」サービスの一部として、2001年5月にESIを提供開始する予定だ。AkamaiはESIをメタデータ管理システムに組み込むほか、全世界に分散配置したコンテンツ配信サーバーで対応する。
(2001/5/1)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]