アナタもGoogleに広告を出せる!?　「Google AdWords」

■URL
http://adwords.google.com/

「AdWords」の広告が表示されたページ

広告を拡大したところ

　検索サイト「Google」が、異色の広告展開を行なっている。広告を出したいユーザーが、登録～配信～出稿レポートまですべてオンラインで手配できる「Google AdWords」だ。

　実は2000年の秋に開始したこのサービスは、ユーザーの検索キーワードが広告キーワードと一致すると、検索結果ページの右側にテキストバナー広告が表示されるというもの。テキストバナーは見出し・本文・URLと、ユーザーがクリックするとグラフが伸びる「Interest」の4項目で構成され、文字入力のみで作成できる。また効果的なキーワード選びやテキストバナー作成法を教えるマニュアルページもあり、個人でも簡単に広告配信が可能だ。価格は広告が表示される位置によって、1,000件に付き8～15ドルまでで、決済はクレジットカードとなる。配信期間は、配信開始から30日間か、配信コストの上限（当初は50ドルに既定）達成までのいずれかで、希望の国のユーザーや、希望の言語（英・独・仏・西・伊）で検索するユーザーのみに配信するといった機能もある。

　Googleでは、「Google AdWords」を通常のバナー広告より安価で、かつ高い効果が得られるとしており、検索結果ページのトップ部に表示される「Premium Sponsorship Ad」と並行して展開している。日本版Googleでの対応は、現在検討中だという。

　なお、「Google AdWords」による広告を目にする機会は、今のところ意外に少ない。キーワードの空きが多いのか、それともすぐに配信コストの上限に到達して終了してしまうのか、原因は不明だが……。現物を見たい場合は、「wine」「internet security」というキーワードでお試しあれ（※5月2日現在）。

(2001/5/2)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]