【調査結果】

AOL・Microsoftの契約切れでNetscapeのブラウザーシェアが20%に~米調査会社予測

■URL
http://www.websidestory.com/cgi-bin/wss.cgi?corporate&news&press_2_130

 米Microsoftのブラウザーである「Internet Explorer(IE)」を独占的に採用するというAOLとMicrosoftの契約が近々期限切れを迎えることになっているが、もしこの契約を更新せずにAOLがNetscapeのブラウザーを採用したとしたら「Netscapeのブラウザーのシェアが20%近くにまで上昇するかもしれない」との調査結果を米調査会社WebSideStoryが発表した。

 2001年4月25日の調査によれば、AOLブランドのIEのシェアは全ブラウザー利用者のうち6.41%であった。これらすべてのIEを一気にNetscapeに変更させることは現実には難しいだろうが、もしそれが可能であると仮定すると、現在13.10%のシェアを占めているNetscapeが19.51%にまで上昇する。その一方で86.61%を占めるIEのシェアが80.20%にまで下落することが予測される。

 この予測についてWebSideStoryの開設しているサイト「StatMarket」の副社長Geoff Johnston氏は「もちろんMicrosoftは依然として世界中におけるブラウザー利用者の大半をコントロールすることになるだろう。しかしながらこれはNetscapeのファンに希望を与える面白い進展だ」とコメントした。

(2001/5/2)

[Reported by taiga@scientist.com]


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