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■URL
http://www.admin.ox.ac.uk/po/010504.htm
英オックスフォード大学は4日、インターネットが社会に与える影響を研究するための研究所「オックスフォードインターネット研究所」を設立すると発表した。研究所はインターネットがどのように発展できるか、またすべきか、といった問題の議論において欧州の中心地となることを目指す。
この研究所は、The Shirley Foundationの拠出した1,000万ポンドと英国高等教育基金評議会の拠出した500万ポンドの合計1,500万ポンドの初期費用で始められる。
研究所には常勤の教授と客員教授、研究員などのほかに、博士課程の学生やこの分野を専門にするポストドクターなども受け入れる予定だ。
この研究所の研究内容には、地球的規模の法執行機関、統治と規制、プライバシーとセキュリティー、機密保護と信頼、国境と課税、情報社会への貢献、電子政府とその公共サービスの提供の方法、電子民主主義、インターネットを利用した医療、イノベーションと知識の創出、教育への影響(特に高等教育)、デジタルデバイド、電子マネーの問題と利点、音楽や芸術への影響、コミュニティーの建設、テロリズムからの防衛、などが含まれる。
(2001/5/7)
[Reported by taiga@scientist.com]