【調査結果】

知らない相手からのメール受信経験者は約半数~NRI調査結果

■URL
http://www.nri.co.jp/news/2001/010510.html
http://www.nri.co.jp/news/2001/010510/010510.pdf

 NRI野村総合研究所は今年3月に実施した「情報通信利用者動向の調査」結果を発表した。これは1997年から半年ごとに実施している調査で、9回目にあたる今回は全国の15~59歳の男女、1,410人から得た回答をまとめている。ブロードバンドの利用状況と今後の利用意向や情報セキュリティへの対応といった“旬な話題”についての調査結果に注目した。

 今回の調査では情報セキュリティやプライバシーの問題がクローズアップされた。自宅のパソコンおよび携帯電話でインターネットを利用している人のうち、知らない相手から電子メールが送られた経験を持つ人の割合は46.5%にものぼっている。さらに週に1通以上知らない相手からの電子メールを受け取っている人は30%以上となっている。また、インターネットサービス利用時に実名を使いたくないと考えている人は56.1%で、女性や、自宅でのインターネット利用時間の長いユーザーに消極的な姿勢がみられる。

 インターネット接続では、自宅から接続している人が27.8%となり、通信環境は「加入電話」57.4%、「ISDN」27.3%、「CATV」7.4%、「フレッツ・ISDN」3.8%となり常時接続・定額高速回線利用者が1割を超えた。定額高速回線の利用意向では、「フレッツISDN」が28.5%と最も多く、次いで「CATV」20.3%、「ADSL」9.4%。定額高速回線に対する月々の支払い希望額は平均3,700円(ISP料金含む)で、関心の高いサービスとしては、「映像配信」が19.1%と最も高く、以下「音楽配信」14%、「テレビ電話」9.1%に期待が寄せられている。

(2001/5/10)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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