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■URL
http://www.onevoicetech.com/news/press_05_10_2001.asp
米One Voice Technologiesは10日、携帯電話から音声を使ってメールを作成、編集し送信できるソリューションを開発したことを発表した。
通常、携帯電話を使ってメールを送信する際には、テンキーを使って文字を入力するか、キーボード、スタイラスなどの他のデバイスに頼る必要があり、インターフェイスに向上の余地が残されていた。さらに自動車で運転している最中などはメールを受信できても返事をすることができなかった。
今回One Voice Technologiesが発表したソリューションはこうした問題を解決するもので、音声認識により携帯電話を使っていつでもショートメッセージやメールを送信することができるる。
最近の調査によるとメールやショートメッセージといったメッセージ利用は、ニュースやスポーツの試合結果が見られるといったその他の利用方法に比べて需要がきわめて高い。実際2000年12月だけを見ても合計で150億通のショートメッセージが世界中で送信されており、これは1999年の500%増にもなる。
One Voice Technologiesのこのソリューションについて調査会社IDCの研究担当副社長Steve McClure氏は「携帯デバイス市場において音声認識のようなより効率のよいユーザーインターフェイスに対する需要がこれほど大きかったことはない。One Voice Technologiesの先進的な音声認識技術は興味深く、この市場においてリーダーシップをとる潜在的な可能性を秘めている」と評価している。
これについてOne Voice Technologiesの会長兼CEOであるDean Weber氏は「我々は携帯電話会社のサービスを音声を使って強化するために共に働くことを楽しみにしている」とコメントした。
(2001/5/11)
[Reported by taiga@scientist.com]