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システム開発やネットワークサービスなどを手がけるスピーディア、サンメイ、セルコムの3社は共同で、ISP向けのネットワークインフラ代行サービス「faccess」を開始する。全国360カ所のダイヤルアップAPとバックボーンネットワークを月額6万円から提供する。
大手ISPでも導入実績があるという大手通信事業者のネットワークインフラを一括して仕入れ、保守・管理業務と合わせて低料金で提供する。同様のISPインフラ代行サービスは他にもあるが、faccessでは開発や管理にコストのかかる課金システムをあえて組み込まなかったことでより低料金化を実現。小規模ISPでも利用できるようにしたのが強みだという。主なターゲットは地域ポータルなどのネットサービス企業、短期大学や専門学校、百貨店やその他の顧客サービス企業など。これら各企業は、faccessを利用することで自社の会員や学生、顧客などに対して無料もしくは低料金の定額ネット接続サービスを展開できるようになる。初期費用が22万円、月額料金が150アカウントで6万円、300アカウントで10万円、600アカウントで18万円となっている。
(2001/5/14)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]