【業界動向】

eラーニングシステムのInterWise、日本法人設立~日本での事業を本格展開

■URL
http://www.interwise.com/
http://www.interwise.com/jp/ (日本法人)

インターワイズ株式会社 堀内匡社長

 インターネットを使ったオンライン教育用ソフト「InterWise」を提供するイスラエルのInterWiseは、日本法人「インターワイズ株式会社」を設立した。日本でのマーケット開拓や、リアルタイムで双方がやりとりできる「ライブeラーニングシステム」の普及拡大など、日本での事業を本格的に展開していく。社長には、インターワイズ日本オフィス代表を務めている堀内匡氏が就任。

 「InterWise」は、異なる拠点にいる講師(インストラクター)と生徒がリアルタイムにやりとりする「バーチャル・クラスルーム」が実現できるソフトだ。講師は、生徒に共有ホワイトボード(白板)を表示し、講義を行なう。なお、生徒用ソフトには、質問ボタンや挙手ボタンがあり、これを押すことで講師とやりとりできる。これまでeラーニングというとWeb画面を前に1人で黙々と学習する形が多いため、退屈だったり、続かなかったりということが見られた。インターワイズでは、「InterWise」を用いることで、リアルタイムにコミュニケーションができ、楽しんで学べる環境が提供できるとしている。しかし、一方で、ライブeラーニングシステムの存在が日本ではまだ知られていないのが現状だ。インターワイズでは、認知の拡大を図るとともに、携帯電話など日本独自のテクノロジーへの対応も今後行なっていくという。

 インターワイズは、すでに昨年7月に日商エレクトロニクスと、今年3月にはNTTコミュニケーションズと、ASPおよびSIサービス契約を締結している。現在複数企業とパートナー契約を交渉中で、今後1ヶ月で2社と契約する見込みだ。また、堀内匡社長は、現在日本における顧客は15社だが、「今年中には最低50社、できれば100社までもっていき、市民権を確立していきたい」と抱負を述べた。

(2001/5/14)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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