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米AskJeevesの日本法人である株式会社アスクジーブスジャパンは、法人向けのナビゲーションサービス「ジーブスアンサーサービス」を日本市場で開始すると発表した。これによって同社は本格的な日本での営業を開始する。
「ジーブスアンサーサービス」のメインとなるのは、Webページからユーザーが入力した質問内容を解釈し、答えとなるコンテンツのあるWebページなどへ誘導する機能だ。ユーザーは自然語(日常に使っている言葉)で質問を入力するだけでよく、この種の自然語対応の法人向けサービスとしては日本初となる。また、ユーザーの質問履歴を知識ベースとして蓄積・利用することで、質問への回答率向上や、FAQの更新なども可能なほか、質問文からユーザーの嗜好や行動を判断し、マーケティング材料として生かすこともできる。欧米ではすでに、FordやNikeといった大手企業100社以上へ導入されているという。
今回開始する日本市場への展開では、IT関連企業や金融機関、各種メーカーなどをターゲットとし、サービス開始後2年間で約200社への納入を目指す。日本語に対応した「ジーブスアンサーサービス」の本格稼動は7月からを予定している。また、アスクジーブスジャパンではこれを機に日本市場での販売・サポート体制を強化し、さらに日本法人の代表取締役社長として、コンピュータ・アソシエイツや日本RSAの社長を歴任した山中義晴氏が就任したことも発表した。なお、米国で運営中の個人向けサイト「Ask.com」については、日本での展開は現在検討中としている。
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(2001/5/15)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]