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フィンランドのNokiaは14日、家庭用娯楽機器向けプラットフォーム「OST
(Open Standards Terminal)」の開発促進に向け、オープンソースコミュニティの開発者を支援するWebサイト「ostdev.net」を開設すると発表した。OSTは、LinuxやXfree86、Mozillaなどのオープンソースをベースとし、デジタルTVやデジタルビデオ録画、Web閲覧、ゲームなどに向けたアプリケーションを開発するためのプラットフォームだ。
NokiaはOstdev.netをOSTプロジェクトの開発や試験を協力して行なう拠点とし、OSTプラットフォーム向けのソースコードや文書、実例などを公開する予定だ。また、Ostdev.net向けの開発環境として、米CollabNetが「SourceCast」プラットフォームを提供する。これらには、改訂履歴管理、問題の追跡、メーリングリストの作成および管理、Webベースの管理、コンテンツなどが含まれる。
Nokiaは、OSTベースの最初の製品として、デジタルビデオ放送サービスやインターネット接続、パーソナルビデオ録画技術に対応する娯楽機器「Media Terminal」をリリースする予定。同社は、5月16～19日に米ロサンゼルスで開かれるゲーム関連の展示発表会「E3」において、Media Terminalとostdev.netを披露する予定だ。
(2001/5/15)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]