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■URL
http://www.waaglobal.org/
無線機器向け広告配信の業界団体「Wireless Advertising Association(WAA)」は14日、無線通信規格「GSM」のショートメッセージサービス(SMS)を通じて配信する広告について、標準規格を発表した。
この標準規格では、SMSの全文字数160文字を使った「Full Message」、34文字を使った「Sponsorship」の2種類を定めている。34文字というのは、ほとんどの携帯電話において2行で表示されるため、スポンサーがその部分に広告を表示し、残りの部分にメッセージを表示できるよう策定された。
WAAは併せて、広告の配信と効果を測定する定義も発表した。広告配信数については、広告メッセージを配信したユニークユーザー数/端末数、ユニークユーザー/端末当たりに配信する広告メッセージの回数、これらを掛け合わせた総配信数によって測定すると定義している。また、広告効果については、広告のクリックスルー、無線通信事業者やSMSサーバーに返信される受信状況、ユーザーが詳細な情報を求めて無線広告に掲載した電話番号へ問い合わせるコールバックによって測定すると定義している。
WAAではGMS対応の携帯電話に加え、今後数カ月以内にはWAP、iモード、ポケベルなどに向けた無線広告の標準規格や定義をリリースする予定だ。
(2001/5/15)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]