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■URL
http://www.realnetworks.com/company/pressroom/pr/2001/sony_playstation.html?src=noref,rnhmpg_041301,rnhmtn,nosrc (RealNetworksのリリース)
http://www.scei.co.jp/corp/home.html (SCEIのリリースページ)
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCEI)と米RealNetworksは、家庭用ゲーム機「プレイステーション2」(PS2)およびソフトウェア開発キットにRealPlayerを搭載することについて、戦略的提携を結んだと発表した。これによってPS2でストリーミングやダウンロードコンテンツが楽しめるようになる。
今回の発表はまもなく開催されるコンピュータ・エンタテインメント関連の総合展示会「Electronic Entertainment Expo」に合わせたものだ。SCEIの久夛良木健社長は今回の提携について、「我々のゴールはプレイステーションとPS2で、ホームエンタテインメントとコミュニケーションに革命をもたらすことだ。ゲームとインターネットが融合したように、エンタテインメントとコミュニケーションの分野も融合して世界を広げるだろう」と語っている。今回の提携で、SCEIがPS2用に開発したコピーマネジメントシステム「Dynamic Network Authentication System」の技術を、RealNetworksのメディア配信システム「RealSystem IQ」に活用し、よりセキュリティの高いコンテンツ管理システムを構築することも表明した。
なお、SCEIは米Macromedia、米CiscoともPS2に関する提携を発表した。Macromediaは「Flash Player」のPS2対応、Ciscoは、PS2用のIPv4/IPv6 Dual Protocol Stackの開発を表明している。また15日にはAOLともPS2に関する提携を発表しており、PS2にNetscapeのWebブラウザーを搭載することや、AOLのインスタントメッセージやチャットなどの機能を利用可能にするなどの項目が含まれている。ここにきてPS2の“インターネット端末”としての姿が明確に現れてきた形だ。
(2001/5/16)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp / hiro@nakajima-gumi.net]