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■URL
http://www.livepicture.co.jp/product/zis.html
ライブピクチャージャパンは17日、画像管理・配信サーバーの新製品「MGI Zoom Image Server」を21日より販売すると発表した。ウェブページ上に掲載した画像のズーミング操作や3D表示などを可能にする。
従来の「Live Picture Image Server 3.0」の後継製品という位置づけだが、全くゼロから開発した新製品だという。Live Picture Image Serverは、ウェブ上に高精細画像を表示し、拡大や回転などの操作を行なえるようにする製品で、ウェブカタログやオークションなどのウェブサイトで導入されていた。MGI Zoom Image Serverでは、Live Picture Image Serverの基本機能を継承しながら、主に管理面が強化されている。
その代表的な機能が「バーチャルイメージング」だ。サーバーに格納された1枚の元画像から、サイズ変更や回転、色調調整などの処理がなされた複数のイメージをダイナミックに作成して配信する。ウェブカタログで必要になる高精細画像は数十MBにも及ぶため、表示用に加工された複数の画像を用意するのは非常な手間になるが、バーチャルイメージング機能によりその問題が解決できるという。設定用のツールが提供されており、加工された状態の画像をリクエストするURLやHTMLスクリプトを簡単に書き出すことが可能だ。
このほか、Oracleなどのデータベースとの連携機能が追加されたほか、対応プラットフォームも拡大した。Windows NT4.0、Solarisに加えて、Windows 2000、Red Hat Linuxにも対応する。また、6月末には画像へのアクセスログを集計するツールも提供する予定だ。MGI Zoom Image Serverの価格は、マーチャント版が96万円、エンタープライズ版が298万円となっている。
(2001/5/17)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]