【業界動向】

米PSINetが米証券取引委員会への報告書提出を断念、上場廃止へ

■URL
http://www.psinet.com/

 米プロバイダー大手のPSINetは16日、米証券取引委員会(SEC)に対し、定められた期限内に2001年第1四半期の業績報告書を提出することが不可能になったことを記した書類を提出したと発表した。1934年に定められた証券取引法ではSECへの報告が義務づけられており、これを断念したことで、株式市場で売買する資格を失うことになる。

 PSINetは4月、同社の普通株や優先株の価値がなくなる可能性が高いことを明らかにしていた。その際、手持ちの現金や現預金、短期的な投資金、証券などを合わせても、同社運営に必要な資金が不足しており、戦略的提携や同社売却などを検討中だとしていた。

 しかし、このような戦略が成功するという保証はなく、例え成功したとしても現金不足に陥ると警告。同社は再度、連邦破産法の下で経営再建を図る可能性が高いとしている。

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(2001/5/17)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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