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■URL
http://www.atmarkit.co.jp/
株式会社アットマーク・アイティは5月22日、同社が運営するITエキスパート向け情報サイト「@IT」の開設一周年を迎え、事業の現状や今後の事業展開に関する記者発表会を行なった。2000年5月にスタートした「@IT」は、IT分野の専門性の高い記事を提供するほか「XML」、「Windows2000」など各分野ごとにフォーラムがあり、専門家であるフォーラムガイドが読者同士の交流を手助けするサイト。現在12のフォーラムと4,000弱のコンテンツがある。
「@IT」の2000年度の売上は1億4,000万円弱で、フォーラムごとにつくスポンサーからの収益が6割弱、バナー広告等による収益が4割弱だったという。月間のユニークユーザーは25万人強で、読者の7割がIT技術者だ。アットマーク・アイティ代表取締役の藤村厚夫氏は、2001年度の事業展開として、これまでのスポンサー・バナー広告などの収益のほかに、人材教育やITラーニングなどのヒューマンリソース事業の確立、イベント・市場調査などの付加価値マーケティング事業の拡大、協業提携による紙媒体への出版展開などコンテンツ事業の多角化の3つの分野に力を注ぎ、「@IT」全体収益の1/4程度まで持っていきたいとの豊富を語った。
アットマーク・アイティ代表取締役の藤村厚夫氏 |
具体的に本日から開始されたサービスは、「Engineer Life」「@IT job Agent」「@IT Learning Desk」「@IT Webディレクトリ」の4つ。 「Engineer Life」は、学ぶべき最新技術やスキルチェンジの方向性など、変化が激しい技術動向やビジネス環境に悩むIT技術者向けにコンテンツを提供するほか、IT技術者同士の情報交換を促進するフォーラム。「@IT job Agent」は、@ITの読者であるIT技術者向けに転職・派遣等の求人機会を与えるサービス。アットマーク・アイティが提携した企業と匿名のやりとりができる機能などが提供される。「@IT Learning Desk」はJava、XMLなど最新技術を実践的に学べるコースを案内するサービス。どんな講師がどんなテキストで授業を行なうか事前に確認することができる。現在提携している企業はインフォテリア株式会社、シーアイエス株式会社、株式会社テンアートニ、株式会社パソナテック、株式会社豆蔵の5社。「@IT Webディレクトリ」は「@IT」の中のIT関連情報リンク集「@IT Resource Center」をベースにコミュニティ機能を付加したもの。読者が推薦するリンクをそれぞれのカテゴリーに投稿できるほか、得票数や平均得点、クリック数などによってリンクを並べ替えて表示することもできる。
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(2001/5/22)
[Reported by tanimoto@impress.co.jp]