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■URL
http://segroup.fujitsu.com/b-fenics/
富士通は22日、同社の高速ネットワークインフラ「B-FENICS」を活用した企業向けの高品質インターネット接続サービスを開始すると発表した。
B-FENICSは、同社がこれまで構築してきたネットワークインフラ「FENICS」をブロードバンド対応に向けて拡充したもの。IXや海外ISPとのピアリングを強化するとともにキャッシュサーバーを配置したことで、総容量は20Gbps以上、同時に数千ユーザーに対して300kbpsのストリーム配信が可能になっているという。
同日新たに販売が開始されたのは、企業がB-FENICSに接続して高速インターネット接続環境を導入できるサービス2品目。B-FENICSまでのアクセス回線にフレッツ・ADSLを利用する「FENICSインターネットサービスフレッツADSL」は、最大速度が下り1.5Mbps/上り512kbps。ベストエフォート型だが、月額料金1万2,000円からの低料金で利用できる(フレッツ・ADSLの費用が別途必要)。一方、アクセス回線にATMメガリンクを利用する「FENICSインターネットサービスMEGAスタンダードATM」では、3Mbpsから100Mbpsまで10Mbps単位で接続速度を用意。月額料金は1回線あたり76万円からとなっている(アクセスポイントまでの回線費用を含む)。
B-FENICSでは今後、NTT東西以外のADSL事業者とも連携しながらアクセス回線を拡充、サービスエリアを拡大していく考えだ。また、FTTHにも積極的に対応していくとしている。
(2001/5/22)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]