【新製品】

マクロメディア、「Director 8.5 Shockwave Studio日本語版」を発売

■URL
http://www.macromedia.com/jp/macromedia/proom/pr/2001/0523_DIR.html
http://www.macromedia.com/jp/macromedia/proom/pr/2001/0523_INTEL.html

 マクロメディア株式会社は、Web用に最適化された3Dグラフィック(Web3D)やストリーミングに対応したオーサリングソフト「Macromedia Director 8.5 Shockwave Studio日本語版」を6月22日に発売する。パッケージにはDirector 8.5のほかに、「Fireworks 4日本語版」、サウンドエディター「DigiOnSound Light日本語版」およびサーバーソフト「Shockwave Multiuser Server 3日本語版」が同梱される。対応OSは、WindowsとMacintoshで、標準価格は16万8,000円。

 Director 8.5には米Intelと共同開発したWeb3D技術が登載され、Shockwaveで3Dデータを扱えるようになった。Director 8.5自体では3Dデータのモデリングができないが、40社以上の3Dベンダーと提携し3Dデータを読み込めるようにした。すでに、「Maya」「SOFTIMAGE」「3ds max」「LightWave 3D」といった3Dソフトが、Shockwave 3D形式への書き出しツールの提供を開始している。これらのソフトで作った3Dデータとアニメーション設定をそのままShockwaveに書き出せるだけでなく、ユーザーがマウスやキーボードを使って、画像の回転や視点を切り替えられるようにしたり、質量をもたせたオブジェクトを「Havok物理エンジン」により物理シミュレーションできるのが特徴だ。さらに、RealMedia形式のストリーミングデータとの連携に対応し、Shockwaveムービー中に独自のRealブラウザーを組み込めるなど、既存の主要メディアのほとんどを統合できるという。

 Director 8.5日本語版の発表にあたり、坂口城治代表取締役社長は、「少し前までShockwave=重い、悪の権化と呼ばれていた。インフラが整った現在、求められているのは、ブロードバンドネットワーク時代に対応したShockwave 3Dだ」と語った。また、米MacromediaのPeter Ryce Senior Directorは、「1,000億ドル以上のWeb3D市場に対して、これまで57のWeb3D技術が発表されてきたが、どれも成功に至っていない。Shockwave 3Dこそが、これからのWeb3D標準プラットフォームになる」と述べた。

坂口城治
代表取締役社長
スクリーンショット
Peter Ryce
Senior Director

 

(2001/5/23)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]


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