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http://www.mcafee.com/aboutus/press_room/press_releases/May222001_1.asp?
セキュリティーASPの米McAfee.comは22日(米国時間)、McAfee.comの現在提供しているWebベースのセキュリティサービスに米Microsoftの「.NET」テクノロジーを統合していくことを発表した。
まず最初にMcAfee.comは、Microsoft Passportに同社のセキュリティサービスを統合し、複数のサイトへのログインプロセスを自動化するサービスを始める。将来的にはMcAfee.comのサービスをMicrosoftの現在を進めている「HailStorm」戦略と統合し、セキュリティやウィルスの警告を通知するサービスなどを有償で提供していく考えだ。
Microsoftは、HailStorm戦略を通してすべてのソフトウェアをインターネットを通して提供されるサービスに変えようとしている。そのサービスを提供するプラットフォームとしてWindowsを用い、ユーザーのデータを管理した上で月々のサービス購読料を徴収する方法でサービスを提供する考えを明らかにしている。また、McAfee.comはこれまでブラウザーを通してセキュリティーソリューションをユーザーに提供し、パソコンやネットワークにインストールしたり管理する必要のないソフトウェアソリューションをサービス購読の形で提供してきたASPだ。
Microsoftの.NETプラットフォーム戦略担当副社長Sanjay Parthasarathy氏は「McAfee.comはこれら鍵となるサービスを2年近くにわたって提供してきており、ソフトウェアがインターネットを介してサービスの形で提供することができるということを実践してきた」とコメントし、同社のHailStorm戦略とMcAfee.comのASPとしての実績が符合したことを指摘した。
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(2001/5/23)
[Reported by taiga@scientist.com]