【業界動向】

米Gracenote、音楽認識技術に関する2件の米国特許を取得

■URL
http://www.gracenote.com/

 米Gracenote(旧CDDB)は24日、音楽認識技術に関する2件の米国特許を取得したと発表した。1件は、コンピューターネットワークを介してリモート機器にアクセスし、音声/動画ファイルを利用するための方法やシステムに関する特許「No. 6,230,192」。もう1件は、ローカルの機器で再生する楽曲情報をリモート機器と双方向に同期する方法に関する特許「No. 6,230,207」。Gracenoteの提供する「CDDB」は、音楽CDに収録された楽曲情報を検索・認識するデータベースとして「Real Jukebox」など多くのジュークボックスソフトで採用されている。

 これらの特許は、音楽再生機器やオンラインアプリケーションへのメタデータや楽曲情報の配信サービスに組み込まれている。このサービスでは、楽曲が特定されると、関連する情報へのリンクが配信される。これらのリンクには、コンサートチケットやCDの販売などのサービス、音楽ファイルやライナーノート、アルバム写真、歌詞などのコンテンツ、アーティストに関するチャットなどがある。

 GracenoteのDavid Hyman社長は「これらの特許は当社のポートフォリオを強化するもので、顧客に革新的な技術を提供するという確約を果たしていることを示すものだ」と語っている。

(2001/5/25)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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