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■URL
http://www.pioneerconsulting.com/pressrelease.php3?report=28
米Pioneer Consultingは24日、DSL向けの付加価値サービス市場に関する調査報告を発表した。現在、米国のDSL業界は厳しい状況にあり、サービス提供会社や機器メーカーは財政的に困難な状態に陥っているという。しかし、付加価値サービスの登場がこのような状況にあるDSL業界に息を吹き込み、サービス提供会社や機器メーカーに大きな市場機会をもたらすと予測している。
DSL向けの付加価値サービスは、基本的なDSL接続を強化するものと定義される。その例としては、ビデオオンデマンド(VOD)、ボイスオーバーDSL(VoDSL)、MP3音楽、ネット対戦ゲーム、ビデオ会議、テレビ放送、仮想私設通信網(VPN)などが挙げられている。
Pioneerの調査によると、2005年には1,600万人のDSL加入者がこれらの付加価値サービスを利用するようになる。サービス提供会社の価格設定にもよるが、これらの付加価値サービス市場は158~266億ドルに達すると予測している。
Pioneerの上級アナリストであるMichael Lowe氏は「どの付加価値サービスも加入者の関心をかなり惹きつけるが、特にVPNサービスが売上や加入者数でリードするだろう。また、多くのサービスはセットにして提供されるだろう」と分析している。
(2001/5/28)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]