【業界動向】

読売新聞やココロネット、米GenericMediaの技術を使った動画配信を開始

■URL
http://www.yomiuri.co.jp/stream/ (読売ニュースストリーム)
http://www.cocoronet.com/ (ココロネット)
http://www.genericmedia.com/ (米GenericMedia)

cocoro.tvのコンテンツ
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 米GenericMedia社の技術を利用したストリーミング配信が、日本でも本格的に開始される。同社の「The Generic Media Publishing Service」は、1つの動画コンテンツを複数のフォーマット・帯域に自動変換して配信する技術だ。コンテンツ製作側の効率化を図り、ユーザーの利用ソフトや回線を問わずに効果的な配信を可能とし、米国ではすでに米SonyやMyplayといった企業で利用されている。

 今回、日本ではココロネットワークス株式会社、読売新聞社、株式会社メガフュージョンの3社が、GenericMediaの技術を用いた事業を発表した。まずココロネットワークスは、癒し系サイト「COCORONET」、およびブロードバンド対応サイト「COCORO.TV」での映像コンテンツ配信に用いる形で、すでに5月25日より配信を開始している。ユーザーは初回閲覧時に帯域と再生ソフト(QuickTime、RealPlayer、Windows Media Playerのいずれか)を指定する必要があり、以降は毎回自分の環境に合ったストリーミングを楽しめる。また読売新聞社では、ニュースサイト「読売ニュースストリーム」で、6月より動画のテスト配信を開始する予定だ。

 さらにメガフュージョンでは、コンテンツ配信システム構築やASP提供を行なう「リッチメディアサービス」事業で、GenericMediaの技術を使ったソリューションを提供する。他にも数社が導入を進めており、今後国内での導入が広がると予想される。

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(2001/5/28)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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