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■URL
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2001/nws010528a.htm
野々村電子技研、アメニコ、エヌ・ティ・ティエムイー(NTT-ME)の3社は28日、「病院向けインターネットシステム」を開発したと発表した。病室にあるプリペイドカード式のテレビと既存のアンテナ回線を利用して、入院患者がインターネットを利用できる環境を構築できる。
テレビを使って病室向けにインターネットサービスを提供するシステムは従来もあったが、各テレビごとに端末を取り付ける必要があるなど、一部の入院患者にしか利用されない状況では非効率的だったという。
これに対して今回開発されたシステムでは、NTT-MEのネット端末「わくわくステーションLANタイプ」を病院内のセンターにまとめて設置し、これを病室の各テレビから共有する方式をとる。利用状況を見ながら端末数を増減できるため、効率的な導入が行なえる。また、テレビとインターネット接続の両方を操作できるリモコンや、インターネット利用の料金管理も可能な専用カードタイマーも開発した。インターネットを利用したい入院患者は、プリペイド式のテレビカードを購入し、タイマーに挿入することで手軽にサービスが受けられる。
病院向けインターネットシステムは、野々村電子技研の代理店を通じて提供する。導入費用はすべて代理店もちで、病院側は無料で導入可能。プリペイドカードによる使用料が代理店の収入となり、その一部が病院に還元される仕組みだ。
(2001/5/28)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]