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■URL
http://production.investis.com/newsroom/jan-jun2001/2001-05-25a
英オークション大手QXLと米Microsoftは25日、戦略的な提携関係に入ることを明らかにした。QXLは、Microsoftの「.NET」フレームワークで提供される技術をQXLのオークションシステムに実装し、Microsoft Passportによる認証などを行なうほか、Microsoftの推進するXMLによるWebサービス戦略「HailStorm」に参加する。両社の間では提携の骨子は決まったものの、細部までは詰められていない。
また、QXLのオークションサービスはMicrosoftが近日発売する新OS「WindowsXP」で利用しやすくなるよう初期設定されるほか、Microsoftのインスタントメッセージサービス「Windows Messenger」からも利用できるようになる。Microsoftは、QXLがこうした.NETやHailStorm戦略の能力を発揮できるように技術的な支援を与えていく。
QXLが、.NETフレームワークやHailStormを戦略に関わることによって、QXLはオークションサービスをパソコンだけでなく、携帯電話やPDAといったさまざまなデバイスに技術的な変更を加えることなく進出できるものと思われる。また、料金の徴収方法もパスポート認証を行なうことにより、利用者にとっても、QXLにとっても、より容易になるのかもしれない。
QXLは、西欧や北欧の主要国家にまたがるオンラインオークションコミュニティーで、C2C、B2Cオークションを11カ国語・13の通貨で開催している。欧州の会員総数は約300万人に達すると同社では発表している。
(2001/5/28)
[Reported by taiga@scientist.com]