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■URL
http://www.cw.com/jp_pr_010531_jp.html
5月31日には報道関係者などに東京ISCの内部が公開されたが、残念ながら撮影は不可。写真は、記者発表であいさつに立ったC&W IDCのSimon Cunningham代表取締役社長 |
ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC(C&W IDC)は6月1日、国内で5番目となるデータセンター「東京インターネットソリューションセンター(東京ISC)」を開設する。
東京ISCは、江東区有明にある8階建てのビルを全フロア使用、床面積は1万3,000平方メートルに及ぶ。同社ではすでに東京、大阪などでデータセンターを稼働させているが、東京ISCが最大規模のものとなる。これにより、同社の国内におけるハウジングスペースは2万平方メートルに拡大されるという。C&Wグループが運営する世界規模のIPバックボーンに直結していることがセールスポイントだとしており、日米間で1.2Gbps、アジア・オセアニアとは0.2Gbps、国内では2Gbpsの帯域が確保されている。
C&Wグループでは現在、東京ISCを含め世界で23カ所のデータセンターを開設しているが、“ISC”という名称が付くのは、米国の2カ所、英国、ドイツに次いで5番目。ネットワークやアプリケーションのオペレーションセンターも合わせて持っている点がその他の単なる“データセンター”との違いで、コンサルティングチームも配置される。単なるウェブホスティングサービスだけでなく、設計やサポートも含めたサービスを展開する。東京ISCは、アジア太平洋地域におけるハブとして位置づけられている。
このほかC&W IDCでは、サーバーの構築・管理をアウトソーシングできる「マネージド・ホスティング・ソリューション」を今夏より提供する。同社があらかじめ用意した“ビルディング・ブロック”と呼ばれる各種サービスを組み合わせて、顧客のニーズに合ったシステムを低コストで短時間に構築できるのが特徴だ。ビルディング・ブロックとしては、「ハウジング」「サーバーコネクション」などのインフラ、「マネージド・サーバー」「ロードバランシング」などのハードウェア、「サーバーモニタリング」「ウェブレポート」などのマネジメントサービスが用意されている。
(2001/5/31)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]