DAC、デジタル広告の電子商取引市場「ADmarketplace」を開設

■URL
http://www.dac.co.jp/
http://www.admarketplace.co.jp/

矢嶋社長

　デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社（以下DAC）は、デジタル広告の電子商取引事業「ADmarketplace」を、7月2日から本格開始する。

　「ADmarketplace」は、広告プランニングから購入まで、広告取引に関する業務をワンストップで可能にするプラットフォームだ。広告代理店を対象とした会員制で、DACの持つ多彩なメディアや広告ノウハウと、代理店の希望をマッチングさせ、広告配信までの効率アップを図るもので、システム開発・運営は株式会社アドマーケットプレイスが担当している。

　具体的には、広告代理店はまずデータベース「AD Planning powerd by DERBY」を用いて広告商品の種類を選択、またその広告商品を選んだ場合の効果測定予測を行なう。ブロードバンド対応広告やモバイル対応広告など、通常のバナー広告とは違った形態を考えている場合は、「AD Tech Service」というオプションで、多様な形態に対応できるコンテンツ業者の仲介も可能だ。こうした作業を経て広告主へプランを提案し、広告形態が決定したら、DACがもつ広告媒体（Webサイト、メールマガジンなど）をまとめた「AD Buying System」で出稿先と掲載方法を検討。その場で広告枠を購入できる仕組みとなる。

　DACの代表取締役社長である矢嶋弘穀氏は、この事業について「インターネットバンキングのような形で、デジタル広告もオンライン市場化する方向を目指す」と述べている。サイトではすでに「ADplanning～」がを開始しており、5月18日に「AD Buying System」をプレオープンし、7月2日の正式オープンを目指す。

(2001/5/31)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]