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【Networld+Interop 2001 TOKYO レポート】

JPNICとJPRS、日本語ドメインをアピール

■URL
http://www.nic.ad.jp/
http://jprs.jp/

隣り合わせに開設された2社のブース(上)。「セガ.jp」で確かにアクセスできる(下)

 日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)と日本レジストリサービス(JPRS)は、主に日本語ドメインの普及に向けた情報提供とデモを行なっていた。

 JPNICでは、多言語ドメインの技術的な解説と今後の標準化の見込みなどを説明。同社がオープンソースで提供している試用ツール「mDNkit」も紹介していた。現在、IETFで標準化作業が進められている多言語ドメイン技術では、アプリケーションソフト側での対応が前提となるが、やはりソフトベンダーからの関心は高く、「いつ標準化されるのか?」といった質問が多く寄せられるという。特に、日本語ドメインが使えればインパクトが大きい、携帯電話やVoIP系のベンダーからの引き合いが多いとしている。

 JPRSでは、mDNkitで提供されているソフトをインストールしたパソコンを用意する一方、すでに日本語ドメインを登録している企業数社の協力により、各社のDNSが日本語ドメインで引けるよう設定してもらった。これにより、来場者が実際に日本語ドメインをブラウザーに入力し、きちんとウェブサイトにアクセスできることを体験してもらったという。同ブースでリストアップされていた日本語ドメインは、「高島屋.jp」「チョーヤ梅酒.jp」「セガ.jp」「www.ピクチャーテル.jp」「ジェーピーニック.jp」「ジェーピーアールエス.jp」の6種類。mDNkitを使えば、自分のパソコンからでもアクセスできる様子が体験できるとしている。

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(2001/6/8)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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