【業界動向】

「Duet」から名称変更、今夏にサービス開始

Sony MusicとUniversal Musicの音楽配信サービスが「pressplay」に

■URL
http://www.Pressplay.com/pressrelease20010611.html

 米Sony Music Entertainmentと仏Vivendi Universal傘下のUniversal Music Groupは11日、両社合弁のデジタル音楽配信サービスの正式名称を「pressplay」にすると発表した。これは両社がこれまで「Duet」という仮称で呼んでいたもので、今夏遅くに米国でサービスを開始する。また、合弁会社の社長兼CEOにAndy Schuon氏を、COOにMichael Bebel氏を任命したと発表した。

 pressplayは、消費者にダウンロードやストリーム配信でデジタル音楽を配信する会員制サービス。サービス開始後、携帯向けの配信サービスも加える予定。同社のサービスでは、アーティストの著作権を保護した配信システムを用いて、Sony MusicやUniversal Musicなどが提供する膨大な音楽カタログにアクセスできるようにする。

 pressplayのサービスでは、各会員が個人用のプレイリストを作成して他の会員と共有できるようにする。米国では各社と提携してサービスを提供する計画で、その第一段としてすでに4月にYahoo!と提携しており、今後「Yahoo! Music」や Yahoo!の会員にpressplayのサービスを提供していく。

 同社を率いるSchuon氏はこれまで、Jimmy and Doug's Farmclub.comの社長兼COOを務めていた。それ以前には、Warner Brothers Recordsの副社長を務め、プロモーションやマーケティング・広告・美術・販売・制作などを担当していた。Schuon氏は「pressplayは人々が好む音楽と付き合うための新しい方法を導入する。新会社の舵を取ることはエキサイティングで、Mike Bebel氏とともに魅力的なサービスを消費者に提供していきたい」と語っている。

(2001/6/12)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp