【業界動向】

標準化と実装を促進する「XMLコンソーシアム」が設立

■URL
http://www.xmlconsortium.org/

 XMLの標準化と実装を促進する団体「XMLコンソーシアム」が18日、本格的な活動を開始した。現時点で101社が参加、活動期間は2期2年を予定している。設立総会において、会長に鶴保征城NTTソフトウェア社長、副会長に平野洋一郎インフォテリア社長と田原春美日本IBMソフトウェア事業部長が就任した。

 XMLコンソーシアムは、2000年7月1日に発起設立された非営利団体だ。従来、XMLjapan.org、JavaコンソーシアムXML部会および日本経営協会の3団体が共同で、バーチャルなコンソーシアムとして啓蒙活動を行なってきたが、今後、組織を1つにして一層XMLの啓蒙に務める(XMLjapan.org、JavaコンソーシアムXML部会は解散)。田原副会長は、「各社がバラバラに活動するのではなく、競合各社が協力することで、新しいパラダイムに新たな一歩を踏み出すことができる」とコメントした。

 同団体の主な活動内容は、XMLに関する情報収集および交換、アプリケーションのプロトタイピング、Webなどを使った普及啓蒙などだ。現時点で、基盤技術部会、応用技術部会、モデル研究部会、ドキュメント部会、VoiceXML部会の5部会が具体的な活動を推進する。

 コンソーシアムの参加資格は、法人および団体のみで、年会費は10万円。個人会員については現在、検討中だ。スポンサーなしでの運営を目指しており、今年度中に250社、来年度中に350社の参加を目標にしている。

鶴保征城会長 平野洋一郎副会長 田原春美副会長

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(2001/6/18)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]


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