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HomePlug Powerline Allianceは26日、14Mbpsの高速通信が行なえる家庭内ネットワーク仕様「HomePlug 1.0」を発表した。
同団体は、Cisco Systems、3Com、Intel、Texas Instrumentsなどによって2000年4月に結成された業界団体。家庭内の電灯線を利用したネットワーク仕様の策定を推進しており、約90社が参加している。すでに北米で500世帯以上が参加したフィールド実験が行なわれ、パフォーマンスや信頼性、互換性、他の機器への干渉がないことなどが確認されているという。同仕様に基づいた製品が今秋にも出荷される見込みだ。
国内でも、家電ネットワーク用として策定が進められている「エコーネット」の中で電灯線を利用する方式が取り入れられているが、こちらは家電の制御を想定したもののため通信は低速だ。HomePlug Powerline Allianceでは、HomePlug 1.0は電灯線による高速通信を定めた初の仕様となるとしている。
(2001/6/27)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / hiro@nakajima-gumi.net]