【調査報告】

2005年の国内高速ネット、主流はCATVインターネット~ガートナー予測

■URL
http://www.gartner.co.jp/

 日本ガートナーグループ株式会社データクエスト部門は、日本国内における高速インターネット接続の世帯普及率は2005年に約30%に達すると予測した。これは、およそ1,400万世帯が64kbps以上でインターネットに接続する計算だ。なお、日本ガートナーでは、64kbps以上のアクセスを高速インターネットアクセス、そのうち1.5Mbps以上を広帯域インターネットアクセスと定義している。

 日本ガートナーでは、2005年の高速アクセスの主流はケーブル・モデムを利用したCATVインターネット(14%)だと予測した。一方、現在最も普及しているISDNは、2003年にピークを迎え、緩やかに減少していくという。

 また、今日次世代インターネット接続を担うと予想されているxDSLの普及率は、5%に留まるとしている。その要因として、FTTHとの競合があげられている。そのFTTHも、2005年の時点では3.9%と低く予想されているが、2007年にはCATVインターネットと並ぶ2大アクセス方法になるという。成長の鈍さの要因として、サービス内容がストリーミング動画の閲覧などに限定されていて、テレビやレンタルビデオなどに比べて導入コストがユーザーを圧迫すると指摘した。

(2001/6/28)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp