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■URL
http://www.napster.com/pressroom/010703-qanda.html
米Napsterが2日にファイル交換サービスを停止して以来、現在も停止状態が続いている。Napsterはこの異例の事態に、同社サイトにQ&Aを掲載した。
その中で、新しいファイル識別技術に対応するデータベースに問題があるためサービスを停止したと説明。ファイルを正確に識別することは重要なため、ファイル交換サービスを再開する前にデータベースを更新することを決定したが、そのデータベースに問題があったと述べている。
Napsterでは、できるだけ早くサービスを再開することを目指しているが、正確な時期は伝えられないとしている。これは新しい技術であるため、あらゆる部分に微調整を行なっているという。現在、Napsterの技術者がこの問題解決に当たっており、解決でき次第、ファイル交換サービスを再開すると説明している。
この新しいデータベースは、米連邦地裁が著作権付き楽曲の交換を停止するよう命じた判決に応じて、音楽ファイルを正確に識別できるようにするもの。Napsterはレコード会社や音楽出版社から、80万曲もの音楽作品の交換を停止するよう通知を受けている。これら作品のデータベースを新しいファイル識別技術に対応するよう更新しているが、数が膨大なため、問題が複雑になったと説明している。
Napsterは、今夏にも商用サービスに移行する予定だが、今回のファイル交換サービスの一時停止は新サービスには影響しないと強調。ファイル識別技術は、Napster上で交換された件数に応じて、アーティストなどの著作権保有者に使用料を支払うために不可欠なものだとしている。しかし、サービスの停止期間が長引けば、商用サービスを目前にしてユーザー離れが加速する懸念もある。
(2001/7/5)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]