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株式会社オルカビジョンは18日、5~7歳児を対象にした子供向け動画配信事業「ひらけごまTV」を開始した。これは、ブロードバンド環境(300Kbps~)に、3分程度のFlashアニメーション番組や、Real形式のストリーミングビデオ番組を配信するもの。視聴は無料だ。
「ひらけごまTV」では、大きく5つのカテゴリーのコンテンツが配信される。まず、アルファベットや九九などを学ぶFlash形式の「アニメ」番組や、フリーカメラマンによるデジタルカメラの使い方講座などのハウツー番組「やってみよ!」、実際に国語や算数の問題を解くインタラクティブ教材の「学習番組」の3つを試験公開している。今後、ニューヨークなどの外国の子供たちの生活を撮影したミニドキュメンタリー番組「せかい」や、保護者を対象に専門家や有識者のインタビューなどを配信する「Parents」を提供する予定だ。提供される番組は、保護者同伴が前提だが、5~7歳を対象にしている点について、松原孝司代表取締役は「ちょうど小学校にあがり、お勉強が始まる頃だろう」とコメントした。なお、コンテンツそのものは、より低年齢のこどもでも十分楽しめるものになっていた。
オルカビジョンでは、番組の制作業務や配信業務により収益をあげるとしており、今後さまざまなブロードバンドポータルにコンテンツを配信していく。教育番組については、数社の教材会社とアライアンスを組み、教材会社から提供されるコンテンツの映像化と配信を行なう。1日5本程度の番組を次々と公開する予定で、2002年度中に全体で3,000万回の視聴を目指す。また今後、セールスプロモーション番組の制作配信や有料番組配信、カウンセリングやチュータープログラムなどのコミュニケーションサービスなどに展開していく予定だ。2001年下期で8,000万円、2002年度には3億6,000万円の売上を目指す。
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(2001/7/18)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]