|
|
■URL
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2001/nws010730b.htm
株式会社エヌ・ティ・ティエムイー(NTT-ME)は30日、ADSLやワイヤレス・ブロードバンドマンションなどのブロードバンドネットワークを利用したIP電話サービス「WAKWAKコール・ゴーゴー」の提供を9月より開始する。ADSLを使った電話サービスは国内初。
「WAKWAKコール・ゴーゴー」は、IP電話をADSLに応用したもので、NTT-MEのADSLサービス加入者が対象。ADSL基本料金に加え。VoIP基本料金として月額500円～1,000円(定額)を払うことで同サービスが利用できる。加入者間での通話は内線電話と同様なので、無料となり、一般電話(国内)への通話料金も、全国どこでも90秒あたり10円となる。県外60km以上の市外通話(90秒以内)では、一般キャリアと比較すると約半額だという。さらに国際通話も米国への通話が1分18円と格安で、240カ国を対象にサービスを行なう。なお、利用にはVoIP TAやSOHOルーターなどの宅内端末が必要で約5万円程度かかるみこみだ。
また、音声・映像・データを統合したグループコミュニケーションサービス「WAKWAKパーティ」も提供する。これは、複数でビデオチャットができるサービスで、マイクやカメラが必要。使用するソフトは初回利用時に自動的にダウンロードするようになっている。NTT-MEでは、会話をしながら麻雀や将棋などを楽しめるコミュニケーションサービスを11月から提供する予定。当初はADSL利用者やブロードバンドマンションの入居者向けに8月より無料試行サービスを行ない、利用動向や技術的課題などを調査する。本サービスの提供開始時期は10月で、提供料金は月額500～1,000円(定額制)を予定している。
NTT-MEでは、今年度末までに「WAKWAKコール・ゴーゴー」で10万ユーザー、売上げ10億円、「WAKWAKパーティ」では5万人の参加を見込み、約1億円の売上をめざす。なお、ブロードバンド事業を推進するため、従来のサービスブランドを大企業向けは「XePhion」に、個人・家庭、SOHO・中堅企業向けは「WAKWAK」に統一する。
(2001/7/30)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]