|
■URL
http://docs.yahoo.com/docs/pr/release801.html
http://www.sony.com/SCA/press/07312001.html
米Yahoo!と米Sony Corporation of Americaは31日、両社の広範な資産を活用するため複数年の契約を結んだと発表した。両社は、共同ブランドサイトの開設、電子商取引、コンサルティングサービス、コンテンツの統合およびプロモーションの4分野で協力する。
両社提携に基づき、Yahoo!とSonyは消費者向けに複数の方法で共同ブランドサイトのコンテンツとコミュニケーションツールを提供する。まず、両社はSonyの製品やサービスに向けた共同ブランドサイト「Sony on My Yahoo!」を開設。同サイトでは「My Yahoo!」の全機能に加え、Sonyのサービスやコンテンツ、製品やサービス関連のニュースを提供する。
さらに、両社は「Sony on My Yahoo!」をSonyのインターネット接続サービス「Sony Style Connect」の開始ページとするほか、SonyのPC「VAIO」シリーズに、両社が提供する「Sony on My Yahoo!」や「Sony on Yahoo! Companion」、「Sony on Yahoo! Messenger」などのコンテンツやサービスに簡単に登録できるソフトをプリインストールする。
電子商取引については、Sonyの消費者向けショッピングサイト「SonyStyle.com」を、Yahoo!のショッピングサイト「Yahoo! Shopping」でプロモーションし、「SonyStyle.com」の広告を「Yahoo! Shopping」やさまざまな分野のページで優先的に配置する。
またYahoo!は、全世界のソニーサイトの入り口となるポータルサイト「Sony U.S. Group Portal」の開発に向けてコンサルティングサービスを提供する。同サイトは、ソニー製の機器を使って相互接続したWebコミュニティを構築するための重要なステップとなる。同サイトでは、「Screenblast」や「SonyStyle.com」、「ImageStation.com」、オンラインゲームなどのコンテンツや製品、サービスを提供する予定だ。
ほかには、Yahoo!の世界的なネットワークとSony傘下のSony Pictures Entertainment (SPE)が制作した映画とを連携したオンラインマーケティングプログラムを実施する。SPEの映画作品「Ali」や「The Panic Room」「Deeds」などをYahoo!上でプロモーションする。
両社提携について、ソニーの出井伸之会長兼CEOは「コミュニケーションや顧客管理、プラットフォームのスケーラビリティ、パーソナライズ機能などにおけるYahoo!の比類なき専門技術は、Sonyが世界規模のサイトやシームレスな顧客体験を開発する支援となる」とコメントした。
なお、日本国内においては7月19日、Yahoo! JAPANとソニースタイルドットコム・ジャパンがEC事業で提携し、共同で企画・運営するショッピング・プレイス「Yahoo! Style」を新設している。
◎関連記事
■Yahoo! JAPANとソニースタイルが提携~「Yahoo! Style」を開設
(2001/8/1)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]