|
■URL
http://www.insightexpress.com/news/release_080201.asp
米調査会社のInsightExpressは2日、「インスタントメッセンジャー(IM)が職場において役立っており、必ずしも生産性を下げることになっていない」との調査結果を明らかにした。調査結果ではすべてのIMのうち20%は職場で送信されており、これらはバディーと話すためではなく、職務を遂行するために行なわれていた。
この調査では米国におけるIMの利用状況を調査するため300人の一般消費者が選ばれたが、その内47%がIMを利用していた。IMを利用している人のうち96%は家で使用、20%は職場で使用していた。職場で使用している人のうち、39%は「職務の生産性を向上させる」と回答し、さらに49%はIMを電話の代わりに使い、35%はメールの代わりに使用していると回答した。
IMの利用方法としてを挙げられたのは、「誰がオンラインであるかを確認する」が82%、「誰がオンラインになるかオフラインなるかを確認する」が70%、「電話で話す代わりにIMを利用する」が49%、「見知らぬ人からのメッセージをブロックする」が42%、「メールの代わりにIMを利用する」が35%だった。
IM利用者の多くは複数のサービスを併用していたが、利用する頻度の高いIMサービスはAOLが45%、MSNが29%、Yahooが16%、ICQが6%、その他が5%だった。
この調査結果についてInsightExpressのCOOであるLee Smith氏は「従業員がインターネットで何をしてるかということについて経営者が懸念を抱く傾向が強まっているが、結果として彼らは仕事をしてるということが判明した。即座にアクセスできるということは、相手が電話をかけ直してくるのを待っていたり、一週間前のメールの返事を待っていたりすることよりもはるかに効率よく仕事ができることを意味している」とコメントした。
(2001/8/3)
[Reported by taiga@scientist.com]