【調査結果】

ウィルスの猛威でセキュリティ会社へのトラフィックが急増~米調査

■URL
http://www.nielsen-netratings.com/press_releases/PDF/pr_010803.pdf

 米Nielsen//NetRatingsは3日、2001年7月23日~29日における週間のインターネット視聴率調査の結果を発表した。ワーム「Code Red」や「Sircam」の猛威により、コンピューターセキュリティ会社へのトラフィックが急増した形だ。

 特にSymantec.comとMcAfee.comへのトラフィックは、会社員がCode RedとSircamに対する対策情報を得ようとしたため、過去4週間に急増した。7月23日~29日の週にSymantec.comを訪れたユニークビジター数は120万人で、前週の80万8,000人に比べて56%以上増加した。これらビジターの30%がSircamに関するセキュリティアップデート情報を掲載しているページにアクセスした。Symantec.comのトラフィックは過去4週間で122%も増加している。

 一方のMcAfee.comへのトラフィックは7月23日~29日に37%増加し、ユニークビジター数は前週の83万9,000人から110万人に増加した。これらビジターの約17%がSircamに関するヘルプセンターにアクセスしている。McAfee.comのビジター数は過去4週間で125%増加している。

 なお、7月30日~8月6日の週には、Code Redが7月31日に攻撃を再開したことでMicrosoft.comへのトラフィックが急増すると、Nielsen//NetRatingsは予測している。Microsoft.comでは、Windows NTと2000ユーザーに対してセキュリティ修正パッチを配布している。

(2001/8/6)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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