【サービス】

異なる企業のポイントを交換できる「G.Network」が10日より開始

■URL
http://www.gpoint.co.jp/

G.Networkのサイトイメージ
 カード利用や買い物などで貯めたポイントを、他社のポイントと交換できる“ポイント交換マーケットプレイス”サイト「G.Network」(ジー・ポイント・ネットワーク)が8月10日10時よりサービスを開始する。オンラインとリアル、そして複数企業を結ぶポイントサービスとして動向が注目される。

 「G.Network」は、今年2月に株式会社博報堂・住友商事株式会社・三井住友カード株式会社によって設立された「ジー・プラン株式会社」が運営する。このサービスはリアルやオンラインで貯めたある会社(A社とする)のポイントを、一度「G.」(ジー・ポイント)という共通ポイントに交換し、その「G.」を別の会社(B社とする)のポイントに交換することで、A社ポイントとB社ポイントを交換する仕組みを持つ。例を挙げると、“航空会社のマイレージに加入しているが、アップグレード特典がもらえるマイル数に少し足りない。その不足分を、石油会社のガソリンマイルで補おう”といったことが、「G.Network」によって可能になるわけだ。各社のポイントサービスごとにG.との交換レートが設定されており、4半期に一度レート見直しを行ない、常に適正なサービスを提供していくという。ユーザーが「G.Network」を利用するには無料の会員登録が必要で、同サービスの加盟企業のポイントプログラムを利用しているのが前提となる。

ジー・プランの洲崎健社長
 ポイント交換が可能になる加盟企業は、サービス開始の8月10日からは株式会社ギフティ・ギフティコスモ石油株式会社ジェイブック株式会社株式会社日本エアシステムバナーズ・ネットワーク株式会社三井住友カード株式会社の6社。9月以降の対応開始が決定しているのは、アスクル株式会社ギフトケン・ドット・コム株式会社株式会社セシール全日本空輸株式会社株式会社メタマートライコスジャパン株式会社(※ポイントサービスを計画中)の6社となる。
 ジー・プランでは今年末までに加盟企業50社、会員数100万人の獲得を目標としている。また「G.Network」の開始に伴い、企業が自社用ポイントプログラムを低コストで導入するためのASP事業「G.Engine」(ジー・エンジン)や、ユーザーのポイント交換履歴や行動に応じて属性に合わせたオプトインメールを配信する「G.News」(ジー・ニュース)といった事業も提供していく。さらに監査法人などと協力して、ポイントプログラムの公的基準の制定も目指す方向だ。

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(2001/8/8)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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