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■URL
http://www.ec-r.co.jp/press/index.htm
イーシーリサーチ株式会社(以下ECR)は9日、ブロードバンドコンテンツ利用者動向を発表した。調査は、経済産業省などの公的調査資料を基本情報とし、ISPやCATV事業者などブロードバンドアクセス市場へ参入している企業へのインタビュー調査を行ない、実状に近いデータを算出するという同社独自の形式で行なわれた。
なお、ECRではブロードバンドコンテンツ市場を、「オンラインゲーム」、メディアを通してネット経由でニュース・ラジオ・テレビ番組を音声や画像で利用する「インターネットメディア」、電子掲示板やテレビ電話などブロードバンド回線を利用して第三者とコミュニケーションを図る「BBコミュニケーションズ」、「ソフトウェア・ダウンロード&ASP」、「映像配信」、「音楽配信」の6つに分類している。
調査結果によると、2001年のコンシューマー分野におけるPCからのインターネット接続利用者は2,607万人で、そのうち全体の16.5%にあたる430万人が、音楽配信やオンラインゲームといったブロードバンドコンテンツを利用するとしている。さらに2002年には、3倍の1,292万人に急増、その後もADSLやFTTHの本格的な普及が起因となり、2005年には5,468万人に達すると分析している。
ECRでは、ブロードバンドアクセス市場ではデジタルコンテンツが中心となると指摘。常時接続サービスの利用頻度や利用者が増加することは、コンテンツ市場の活性化につながり、コンテンツ内容の充実を促進させるとし、ブロードバンド黎明期は、まず現在の利用形態と同様のソフトウェアダウンロードが中心で進むだろうと分析している。
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(2001/8/9)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]