|
■URL
http://www.jmm.com/
米Jupiter Media Metrixは8日、米国のオンライン広告支出は2001年には5%の伸びにとどまるものの、その後5年間は年平均22%で成長し、2006年には150億ドルに達するとの調査報告を発表した。
一方、電子クーポンやオンラインプロモーション、電子メールなどのデジタルマーケティングへの支出が広告支出を上回り、190億ドル以上に達すると予測している。
Jupiter Media Metrixの上級アナリストであるMarissa Gluck氏は「広告主のオンライン広告の効果に対する評価能力の欠如が、現在支出が一時的に落ち込んでいる原因だ。オンライン広告の効果を十分に測定すると、トラフィックや売上の増加といった、消費者活動に対して強い影響力を持っている」と指摘している。
さらにGluck氏は「現在、オンライン広告業界は、懸賞やクーポン、プロモーションなどのデジタルマーケティングよりも成熟している。しかし、広告主はオンライン投資に対して高い効果を求めているため、出版社はオンライン懸賞や映画、ゲームといった、自分たちの関与を必要としないマーケティング手段に収入を奪われる危険性がある。出版社は広告主に強くアピールするために提供する広告手段を多様化する必要がある」と提言している。
(2001/8/9)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]