Webブラウザーの新版「Netscape 6.1」が正式発表～IMやコンテンツとの融合進む

■URL
http://home.netscape.com/ja/

Netscape 6.1の起動画面

　米Netscape Communicationsは、日本時間の8月9日に、Webブラウザーやメールソフトを含むインターネット統合ソフトの新版「Netscape 6.1」の正式版をリリースした。Windows対応の英語・日本語・ドイツ語版の3バージョンとなる。

　「Netscape 6.1」は、前バージョン「Netscape 6」に比べて、より素早い起動と安定した動作を実現した点がまず挙げられる。「設定」で「簡易起動」を選ぶと、即時に近い起動が可能になったほか、全体的に動作が安定した印象だ。
　機能面では、操作をサポートする要素を強化し、なるべく少ないクリックや操作で目的を完了できることを狙った強化がなされている。たとえばURLの自動補完機能や、Side Barの「履歴」タブなどで、過去に訪れたWebページに簡単にアクセスできる。またNetscape Mailの起動ページから、受信トレイ・設定などにワンクリックでアクセスしたり、SideBarへの新たな機能追加がWebページから容易にできるといった面もある。
　インスタントメッセージ（以下IM）、およびメールの機能も強化されており、Webページに表示されたIMアイコンをクリックするだけで相手にIM送信ができ、複数のスクリーンネームに対応できるほか、オフラインでのIMAP対応メールの閲覧（Netscape Webmailなど）が可能となっている。

　Netscape Communicationsでは30日以内に「Netscape 6.1」のMacintosh版とunix版をリリースし、併せてフランス語・スペイン語などのバージョンも公開する予定だ。

Side Barの内容は好みに合わせて追加・削除ができる	「テーマ」で外見の変更も可能。これは「Toy Factory」のテーマ

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(2001/8/9)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]