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今年上半期に摘発されたインターネットを悪用した犯罪が365件に達し、前年同期の234件の1.5倍にのぼることが9日、警察庁のまとめで明らかになった。
警察庁がまとめた「平成13年上半期のハイテク犯罪の検挙状況」によると、コンピュータ・ネットワークを使用したハイテク犯罪の総計は365件で、「コンピュータ犯罪」が33件、「ネットワーク犯罪」が319件、「不正アクセス禁止法違反」が13件となった。
特に増加傾向が顕著なのは、ネットワークを利用した詐欺事件で、前年比2倍増の53件にのぼった。うち6割はインターネットオークションを利用したもの。インターネットオークションを利用した事件は依然として多発傾向にあり、詐欺が32件、わいせつ図画販売が21件などとなった。また、昨年1件だった児童売春が46件と大幅に増加、このうち45件が「出会い系サイト」絡みの事件だった。
(2001/8/9)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]